こちらの宝壺は受注生産で承るため、ご注文はお問合せフォームよりご連絡をお願い申し上げます。お問合せ内容欄に、ご希望の商品名、大きさ、絵柄をご記入くださいませ。当窯よりメールにて、納品予定日やお支払い方法についてご返信申し上げます。
制作には、ご注文日からおよそ3ケ月かかりますので、予めご了承くださいませ。
大きさ:全体 径14.5㎝×高16㎝(本体と蓋の高さ含め)
本体 径14.5㎝×高13.7㎝ 蓋 径11.2㎝×高3.3㎝
宝壺は、終の棲家としてお使い頂くために心を込めて制作しています。
大きさは3種類あり、大きさと絵柄により価格が異なります。中蓋には、華やかな平戸菊花飾を細工しており、中蓋と本体底には息抜きのための穴を開けています。宝壺は、本体、中蓋、蓋の3個の部品に分かれます。
①献上唐子文丸形宝壺(小)110,000円(税込)
:径13.2㎝×高14.5㎝(本体と蓋の高さ含め)本体 径13.2㎝×高11.8㎝ 蓋 径9.2㎝×高2.8㎝
②献上唐子文丸形宝壺(中)132,000円(税込)
:径14.5㎝×高16㎝(本体と蓋の高さ含め)本体 径14.5㎝×高13.7㎝ 蓋 径11.2㎝×高3.3㎝
③献上唐子文丸形宝壺(大)154,000円(税込)
:径17.2㎝×高19.2㎝(本体と蓋の高さ含め)本体 径17.2㎝×高15.5㎝ 蓋 径13.2㎝×高4㎝
唐子文は、平戸藩に伝わる伝統文様のひとつです。平戸藩では朝廷や幕府に献上するため3,5,7人など子供たちの人数に決まりごとがありましたが、この作品は現代風に創作し描いているものです。3人が一般の武士、5人が大名、7人が朝廷や将軍家に献上されたといわれています。
中国では多くの男児に恵まれることが幸福の象徴とされていたため、唐子(喜んで遊んでいる中国の子供)は幸せや繁栄を表す図案として、唐の時代(8世紀)から描かれていた様です。 繁栄を表す、三川内焼の代表的な図柄です。
本作品は、平成26年に佐世保市無形文化財、令和3年に長崎県無形文化財に指定された平戸菊花飾細工技法によるものです。 平戸菊花飾細工技法は、磁器製の菊の花で、手捻りの技法で用いられるパーツの一つです。先端のとがった竹の道具で、磁土の塊りから花びらの形に一枚ずつ切り出します。1周したところで、今度はそれらを一枚ずつ起こしていきます。何周もくり返すことによって菊の姿が現れてきます。壺や蓋、瓶に装飾として貼り付けられます。彫り起こしたときは、花びらの一枚いちまいが鋭く立っていますが、釉薬をかけ焼成を経ると自然の菊のような柔らかさが醸し出されていきます。
